【音楽】真部脩一の新バンド 「集団行動」の魅力

以前、真部脩一プロデュースのユニット「タルトタタン」についてご紹介した。(『真部脩一さんとタルトタタンについて』)


今回は、真部脩一の新しいバンド、「集団行動」について触れたい。
真部脩一といえば、相対性理論の作詞・作曲を行っていた元メンバーで、進行方向別通行区分、古都の夕べ、Vampilliaのコアメンバーとして活動しながら、ハナエやタルトタタン、といったアーティストへの楽曲提供やプロデュースを行っているマルチなアーティストだ。
5つの音階で構成されたペンタトニック・スケールを活用した真部脩一の楽曲からは、「相対性理論っぽさ」が感じられる。耳に残るリズムと歌詞とあまり抑揚のないフラットな感じの歌声。
これまでの楽曲と集団行動の楽曲を比べて頂きたいので、相対性理論の「四角革命」を掲載する。


ところが、集団行動は、これまでの真部脩一のバンドとは異なる。


[『集団行動』とは]
相対性理論を離脱した真部脩一と西浦謙助が、女性アイドルオーディション「ミスiD2016」ファイナリストの齋藤里菜をボーカルに迎えて2017年に結成したのバンド。所属レーベルはビクターエンタテインメント系列のCONNECTONE。
メンバーは、真部脩一・西浦謙助・齋藤里菜の3名だが、1stアルバム「集団行動」がリリースされた2017年6月時点でもメンバーを一般公募している。


ボーカルの齋藤里菜は、ミスid 2016のファイナリストだ。ご覧の通り、美人である。
出所)ナタリー
これまでの真部脩一プロデュースの楽曲と大きく異なるのはボーカルの声だ。
これまでの楽曲のボーカルは、「やくしまるえつこ」のようなウィスパーボイスの印象が強い。
ところが、「集団行動」の場合はウィスパーボイスではない。
アルバム「集団行動」に収録されている「ホーミング・ユー」をお聴き頂きたい。

フラットな感じの声ではあるが、「やくしまるえつこ」のようにふんわりしたウィスパーボイスではない。集団行動のボーカルの選定について、真部脩一さんと西浦謙助さんがインタビューで語っていた。
真部 僕は別にウイスパーボイスにこだわってるわけではないし、声が高いか低いかも重要じゃないんです。僕が好きなのは水みたいな、フラットでなんにでも合わせられる声。あと、ちょっとアホっぽい声が好きなんですよ。ブラックミュージックのボーカリストに、ポップなアホっぽさがあるんだけどちょっと切なく聴こえる、みたいな人がよくいて。例えばリアーナとか。
西浦 ボーカルを探してるときに「フラットな感じ」っていうのはちょいちょい真部と話してました。お互い、あんまり色が付いてない声を好んでるので。
真部 歌い手のパーソナリティやキャラクターが先行しちゃうと、それに乗せる世界観から作り始めないといけないので、その作業をしたくなかったんですよね。プロデューサーの仕事って、その人が持つキャラクターを強化することだと思うんですけど、自分のバンドでは逆に純化させるって言うか、なんの色も付いてないものを目指したい。それができるボーカリストがいいなと思ってたんです。
出所)ナタリー 
世界観ありきではないよ、ということだろうか。
実際、真部脩一らしいサウンドに溶け込んでいるようなボーカルだ。


個人的に面白いと思ったのは、バンドのメンバー募集CMだ。




メンバー募集CMに関しては、むしろ齋藤里菜の雰囲気に合ってる気がした。
バンドの音楽の雰囲気というよりは、落ち着いたクールなCMに思えた。
一方で、「集団行動」に収録されている「東京ミシュラン24時」では、
「半チャーハン 大盛りで~ くださいな~」と「それ、普通もりじゃない?」とツッコミをいれたくなるようなかわいらしい感じの歌を歌っている。
このギャップがたまらない。
Twitter等を見ていると、真部脩一ファンの中には今回のボーカルに消極的な意見も見られたが個人的には新鮮で好きだ。一方で、「やくしまるえつこ」や「ハナエ」の良さも再認識されると思う。


最後に、「バックシート・フェアウェル」。
PVはクールな感じだが、歌詞が良い。「1メーターって何km?あと何年経ってあきらめたら」というあたりを何度も口ずさんでしまう。


集団行動の今後の展開が楽しみだ。














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